2024年6月16日(令和年)新江ノ島水族館初 ミナミアメリカオットセイの赤ちゃん誕生!
2024年6月16日、ミナミアメリカオットセイの「アポロ」が出産、当館では初めてとなる赤ちゃん(オス)が誕生しました。
旧・江の島水族館から新江ノ島水族館へ。これまでの業績や主なできごとをご紹介しています。
2024年6月16日、ミナミアメリカオットセイの「アポロ」が出産、当館では初めてとなる赤ちゃん(オス)が誕生しました。
2024年4月19日、ゴマフアザラシの「ココ」が出産、当館では初めてとなる赤ちゃん(メス)が誕生しました。
新江ノ島水族館と鶴岡市立加茂水族館は、アメリカの海洋調査探検隊(Ocean Research Explorations)、ハワイ太平洋大学(アメリカ・ハワイ州ホノルル)、ワイキキ水族館とともに共同研究をおこない、マツバクラゲ科のマツバクラゲ属(Eirene )、特に日本でも出現するエイレネクラゲとコブエイレネクラゲの2種について、統合分類学と生物地理学的なアプローチによって厳密な同定をおこない、これらの基礎的な情報(形態・生態・遺伝子・分布)をまとめた論文を作成しました。
これまで動物たちの給餌用バケツとして使用してきたプラスチック製のバケツを、2023年7月15日より衛生面と環境に配慮し開発したオリジナルのステンレス製バケツに変更しました。
ステンレス製にすることで餌料の鮮度維持の向上に繋がり、バケツの廃棄量を減らすことができます。
2022年春、アカウミガメの2匹のメスが、展示施設の砂浜でそれぞれ産卵。8月 4日には、当館飼育下では初となる赤ちゃんの脱出を確認しました。以降、合計180匹以上の赤ちゃんが脱出、うち179匹を相模湾へ放流し、2匹の赤ちゃんの展示・飼育を開始しました。
人気の深海生物「ダイオウグソクムシ」の一部が新種だったことが台湾の国立台南大学の黄銘志博士により判明。当館の愛称が入った和名「エノスイグソクムシ」をつけてくださいました。
11年ぶりのショーリニューアル。わたしたちのすぐそばでくらすイルカたちの刺激になりたい=波になりたい、そんな思いを新ショー「Wave」では形にしていきます。
黒潮生物研究所、新江ノ島水族館、アクアワールド茨城県大洗水族館は、高知県土佐清水市、神奈川県藤沢市江の島、茨城県東茨城群大洗町でそれぞれクラゲの採集調査を実施し、合わせて16個体の正体のわからないクラゲを採集。形態観察とDNA分析による分類学的精査の結果、新属新種であることが明らかとなり、「オトヒメクラゲ(標準和名)」と命名しました。
2021年4月のデビュー以来、多くの方に応援していただいている当館の公式キャラクター“あわたん”のデビュー1周年を記念して、LINEスタンプを販売。
小田急線をご利用いただくみなさまに当館の最寄駅のご案内と、湘南・江の島エリアの観光をお楽しみいただき、一層親しみを持っていただくことを目的に副駅名看板の掲出をしました。
2022年1月に駿河湾と相模湾で採集した幼魚に、サカナヤドリヒドラ属と思われるヒドロ虫類のポリプが付着しているのを発見。飼育・観察を続けたところ生殖体(クラゲ)が遊離しました。サカナヤドリヒドラ類の生殖体(クラゲ)が日本で確認されることは初めてです。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、最前線でご尽力くださっている医療従事者のみなさまに心からの感謝と敬意を表すとともに、医療関連の目的で無償利用いただける“えのすい”の生き物たちの写真素材をお届けする 「ENOSUI MEDICAL FREE PHOTO PROJECT(えのすい メディカル フリー フォト プロジェクト)」を実施しました。
新江ノ島水族館と鶴岡市立加茂水族館は、ロイヤルオンタリオ博物館(カナダ・トロント)、アメリカの海洋調査探検隊(Ocean Research Explorations)、ハワイ太平洋大学(アメリカ・ハワイ州ホノルル)と共同研究をおこない、日本の水族館ではおなじみの「ギヤマンクラゲ」が、実は新種であることを発見しました。
ワタボウシクラゲは傘の直径が 1cmほどの小さなクラゲで、傘は丸く透明、口と胃をつなぐ口柄上に発達する生殖巣に赤いバンドがあるのが特徴です。
2018年から2020年にかけて江の島で採集した 31個体のクラゲの標本をもとに、詳細な形態観察とDNA分析を行い、分類学的に精査。
“えのすい”史上初の新種を見つけることができました。
日本発となるナデシコクラゲの展示を実施。このナデシコクラゲのポリプは、北里大学海洋生命科学部 三宅裕志准教授らの研究グループにより水深1,127mにあった海底ごみ(空き缶)から採取されたもので、このことは海底ごみが生物の生息場所となり、さらに日本では見つかっていなかったナデシコクラゲのポリプが水深約1,100mもの深海に生息していることを明らかにしました。
“えのすい”のこと、生き物たちのこと、
環境のことなどを「あわたん」目線で発信していきます。
[公式ホームページ]
普段の生活でも“えのすい”の生き物たちを楽しんでいただけるように、えのすい公式LINEスタンプ「えのすいの生き物たち」の販売を開始。
新型コロナウイルス感染症拡大のため、開業以来初めて3か月の長期休館を経験し、新しい形の「お客さまとの繋がり」を見出す中で始めたクラウドファンディング。
たくさんのみなさんからのご支援と応援のお声をいただき、総額12,009,000円のご支援をいただきました。みなさまからのご支援は、生き物たちの餌代など水族館運営費に活用させていただきます。
1941年昭和天皇により、江の島沖水深70mの底生生物調査にて採集され、翌年新種記載されて以来、79年ぶりの原記載地での採集と思われます。
展示された個体は2020年7月30日に、産業用水中ドローンメーカー・株式会社FullDepthとの深海探査共同プロジェクトの一環として、江の島沖130mの岩礁域でおこなった水中ドローンを用いた調査で発見・採集されました。
2020年4月21日20時54分、人工授精により妊娠していたバンドウイルカの「シリアス」が、赤ちゃんを出産しました。新江ノ島水族館での人工授精によるバンドウイルカの誕生は初めてです。
土・日・祝日、春の大型連休、夏休みなどに上演し、多くの方に応援していただきましたが、動物たちの健康管理や飼育・繁殖研究の充実を図るため、3月をもって、しばらくの間休演いたします。
12月10日、相模湾沖で釣り船による釣り採集を行い、成魚のヒレタカフジクジラ 3個体を採集、メス1個体を展示していたところ、12日の朝~翌13日にかけて、水槽内で出産された6個体の稚魚を確認しました。
世界中にフジクジラの仲間(カラスザメ属)は約30種類が知られていますが、水槽内で出産した稚魚の展示は世界で初めての例と思われます。
※展示は終了いたしました。
母ザメと稚魚の標本、稚魚たちが遊泳している映像の展示を行っています。
新たにプールを設置し、水辺の生き物らしいカピバラのようすを間近でご覧いただけるようになりました。
自然に近い環境で優雅に泳ぐようすと、“えのすい”でのアオウミガメに次ぐアカウミガメの繁殖へ向けた、砂浜上陸設備を整えました。
15周年を迎え、環境に対する取り組み「えのすいeco」の活動も10周年を迎えました。開業記念日の4月16日「えのすいeco」の活動を象徴する展示「環境水槽」をリニューアル。これまでの潜水調査で見てきた美しい相模湾を紹介する「えのすいeco環境水槽」がオープンしました。
まるでタヌキのしっぽのような長い付属器をもつクラゲ「シュードリーザ・ヘッケリー」(採集場所:オーストラリア)。国内での展示は初めてです。
※展示は終了しました。
神奈川県が推進している「かながわプラごみゼロ宣言」の賛同企業に登録。認定証の授与を受けました。地元 湘南・相模湾、そして神奈川県とも連携し、今後も「えのすいeco」の取り組みに邁進していきます。
2018年12月13日、江の島の定置網に入り、漁師さんに譲っていただいた個体です。早朝水族館に搬入後、数時間は生存していました。新江ノ島水族館での生体搬入は初めてです。
新江ノ島水族館では初めてとなるコツメカワウソの赤ちゃんが、12月21日から12月22日にかけて3頭(オス2頭、メス1頭)誕生しました。現在、新展示「カワウソ~木漏れ日のオアシス~」内で、母親の「ミサキ」、父親の「ヨモギ」が子育て中です。
※2019年3月中に愛称を公募、ご応募いただいた7,086件の中から、「オモチ」、「カシワ」、「サクラ」と名付けられました。
鎌倉市長谷(坂ノ下)の波打ち際に座礁している鯨類を確認。計測を試みるが、波が高くおおよその体調測定まで。国立科学博物館主導の調査チームを編成し再調査・計測を実施。ストランディングしたシロナガスクジラを今回のように体系的に調査した事例は国内初めてです。
展示エリア「太平洋」の「サンゴ礁水槽」がリニューアル。色とりどりの鮮やかな南の海の魚たちがおりなす美しい群泳をお楽しみください。
新展示「カピバラ~陽だまりの草原~」オープン!
南アメリカのパナマからアルゼンチン北東部にかけて分布し、川近くの草原や湿地帯でくらす水辺の生き物、カピバラの展示がスタートしました。
コツメカワウソが生息する東南アジアの水辺の環境を再現。メイン展示室は、強い水流のある小川、岸辺の岩盤、岩場から染み出る岩清水、隣接する森の大木、そこに設けた巣穴など、カワウソたちがくらしやすいよう工夫しました。
メイン展示室は、3つの面からご覧いただける構造で、カワウソたちの愛らしい行動を思う存分観察できます。
2016年に北海道から搬入した「フウセンウオ」が、2017年3月頃より複数回産卵し、産卵より 50~60日後に全長 5mmほどの稚魚が孵化しました。
展示水槽に入れられる大きさ(全長 4~5cm)になるまでバックヤードで 9ヶ月ほど大事に育成してきました。
体の色や模様には個体差があり、環境によって変わることもあります。
大きな水槽で悠々と過ごす、まだ小さな可愛らしい「フウセンウオ」たちをご覧ください。
「ミノクラゲ」は、成長すると傘の直径が 50cm程になり、傘の上面には毛のような多数の突起が現れます。この姿が、ミノムシやミノカサゴのように蓑をまとったように見えることから「ミノクラゲ」と名付けられました。
展示個体はタイのブラパ大学バンセン海洋科学研究所と当館との海洋科学における協力協定および、北里大学とブラパ大学との学術協定のもと、2016年にポリプを譲り受け、2017年7月に当館で生まれ、育てたものです。
公開を開始した「ハゲナマコ属の一種」は、2017年7月28日に行われた、JAMSTEC主催の第19回 全国児童「ハガキにかこう海洋の夢コンテスト」入賞者特典【深海調査研究船「かいれい」体験乗船】にて採集された個体で、駿河湾の水深 979mの海底から採集されました。体色は赤く、全長約 18cmです。
刺激を受けると全身が青く発光することが特徴で、今回、映像に記録することもできました。
新江ノ島水族館で常設展示中のJAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)の有人潜水調査船「しんかい2000」が、一般社団法人日本機械学会より「機械遺産 第87号」として認定されました。
公開を開始した稚エビは、2015年8月に実施されたJAMSTEC主催の第17回 全国児童「ハガキに書こう海洋の夢コンテスト」入賞者特典・海洋調査船「なつしま」体験乗船にて、鹿児島県鹿児島湾の水深約 200mで採集された親より生まれました(現在全長 20mm)。
タギリカクレエビの繫殖個体の公開は世界初となります。
丸くて可愛らしい姿形や泳ぎが活発であることから、水族館での展示のみならず、観賞用としても人気がありますが、詳しい生態については不明な点が多いため、長期飼育が難しく、水族館での繁殖成功例も偶然を除いてほとんどありません。
今回、独自の方法で輸入業者の方に協力を依頼。輸送する際の梱包方法を工夫し、輸送中に梱包容器内で受精させ、幼生(プラヌラ幼生)を得ることに成功しました。
展示個体は、遊離後 1ヶ月半で、傘の直径は、約 3cm。カラーバリエーションの豊かな本種ですが、遊離当初の体色は透明で、傘の直径が 2cm程になると薄い青色が出現しはじめました。
本種についてはカラーバリエーションが存在する理由もまだ不明なため、引き続き成長とともに体色が変化していく過程を観察したいと思います。
「ヒョウガライトヒキクラゲ」は、1914年にフィリピンで発見されたクラゲですが、それ以降はっきりとした生息報告がありませんでした。
2013年、広島大学・東海大学が実施したフィリピンにおけるクラゲ類の分類・生態に関する研究調査で約100年ぶりに再発見され、2016年9月、同じくフィリピンにて広島大学・北里大学・新江ノ島水族館・加茂水族館の合同チームで行われたクラゲ調査では、「ヒョウガライトヒキクラゲ」の生息環境の把握と生体の採集を実施、さらに2017年、日本国内での繁殖にも成功し、今回その繁殖個体を新江ノ島水族館、北里アクアリウムラボ(北里大学海洋生命科学部)、鶴岡市立加茂水族館の3館で、世界で初めて展示・公開する運びとなりました。
2014年4月、湘南・江の島の特産品でもある「シラス」の生体の常設展示を世界で初めて行って以来、累代繁殖にも成功した「世界初!シラス展示への挑戦」。
とても身近な生き物ながらも、シラスの時期の生態については分からないことが多い生き物です。展示開始から約3年間、常設展示を行いながら、飼育・研究して分かったことを詳しく解説。シラス水槽も新たに増やし、拡大リニューアルいたしました。“えのすい”でしか見られない、生まれたばかりのシラスから、食卓に上るシラスまでの成長過程をぜひご覧ください。
公開を開始したホネクイハナムシは、2012年にJAMSTEC 宮本教生研究員らにより鹿児島県野間岬沖の水深225mで採集され、JAMSTECとの共同研究のために、2016年10月より当館で飼育を開始した個体が繁殖したものです。
宮本研究員より技術指導を受け、当館での累代繁殖の方法が確立されたため、このたび公開に至りました。現在当館では繁殖を行いながら、飼育方法の改善や水温と生存期間の関係などの研究を進めています。
「カワイトヒキクラゲ」は、タイ、マレーシア、インドネシアなどの東南アジアの汽水域に生息するクラゲです。食用クラゲとして大きな川の河口で漁が行われているため、現地では「リバー」と呼ばれています。
成長すると傘の直径は 20cmほどになりますが、展示を開始した「カワイトヒキクラゲ」は、共同研究※ として北里大学海洋生命科学部 三宅研究室から分譲を受けた本種のポリプから、新江ノ島水族館のバックヤードで繁殖した個体です。
「ダルマハダカカメガイ」は、クリオネのなかまとしては1902年の「ナンキョクハダカカメガイ」の発見以来、約一世紀ぶりの新種として2016年に日本人により発見されたものです。
北海道のオホーツク海沿岸で見つかったため、オホーツク海にちなんで学名は「クリオネ・オホーテンシス」と名づけられました。この発見により、クリオネ属は全部で 4種になりました。
一見アンドンクラゲとそっくりなので、これまで見過ごされてきましたが、北里大学の研究グループによる詳細な観察の結果、形態やDNAの塩基配列に違いがあることがわかり、2015年に新種として発表されました。
感覚器がひさしのような部分で覆われていること、傘を上から見たとき、胃糸の部分が馬蹄形になっていることが、アンドンクラゲとの大きな違いです。
今回展示を行ったのは、江の島で採集した個体です。
“国連生物多様性の10年”の普及啓発を目指す「生物多様性アクション大賞 2015」(主催:国連生物多様性の10年日本委員会、環境省)にて、毎年夏休みに実施しているえのすいKids Club会員プログラム・スペシャルワークショップ「子どもボランティア」が「つたえよう」部門に入賞しました。
2009年より活動してまいりました環境を考える活動「えのすいecoエコアクション」が、国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)認定連携事業に認定されました。