歴史

えのすいの歴史

旧・江の島水族館から新江ノ島水族館へ。これまでの業績や主なできごとをご紹介しています。

1967年7月11日 (昭和42年)

江の島海獣動物園が「水産庁オットセイ委託飼育場」の表示許可を受ける
日本における唯一のオットセイ飼育場となる

1967年4月1日 (昭和42年)

江の島マリンランドが博物館相当施設に指定される

1964年5月25日 (昭和39年)
江の島海獣動物園開設

江の島マリンランドの建設にともないアシカ・アザラシを飼育展示する動物園の建設を計画したところ、神奈川県より都市公園法による湘南海岸公園の全体計画として児童海水プールの建設を要請され、まず昭和32年6月16日に児童海水プールだけの営業を開始。
しかし、この施設は夏休み中のみの営業にとどまり、改めて江の島海獣動物園を開設することになりました。

1961年4月14日 (昭和36年)
ハナゴンドウの「ヨン」を搬入

昭和36年3月13日に静岡県の安良里で捕獲されました。飼育下でも自力で餌を食べられるようにするため1ヶ月間現地にて畜養後、トラックでマリンランドへ輸送されました。
当時は道路も舗装されておらず、砂利道を通り箱根を越え、輸送には8時間もかかりました。
この時仲間が4頭いて、4番目にトラックに乗せられたために「ヨン」と名付けられたのです。

1957年5月3日 (昭和32年)
江の島マリンランド営業開始

開館当初からの計画であったクジラ類の飼育展示施設を日本で初めて建設し営業を開始。最初に飼育したのは3頭のカマイルカでした。
日本で初めてイルカの持つ能力をショ-という形にアレンジして紹介することに成功し、開館当初から人気が高く連日たくさんのお客さまでにぎわいました。

1956年1月18日 (昭和31年)
昭和天皇初めてのご来館

昭和天皇をはじめ、今上陛下並びに秋篠宮殿下、常陸宮殿下は生物学者として自ら、川・海岸・林野・深海に至るフィ−ルドでの動植物を採集し研究に取り組まれ、その多くを発表してこられました。昭和天皇は海産動物、とりわけヒドロ虫類の研究に取り組まれ生物の基本的な分類と調査研究を行なわれた業績は国際的に高く評価されています。
当館には、開館から1年半目の昭和31年1月18日に初めてご来館され以来9回ご訪問されました。

1955年12月2日 (昭和30年)
江の島水族館が「博物館相当施設」に指定される

循環式の濾過装置や水温調節機を備え、一年中熱帯魚などをはじめとする豊富な種類の生物の展示が可能となり、博物館相当施設に指定されました。(文部省告示第108号)

1954年7月1日 (昭和29年)
江の島水族館の開館

日本における近代的水族館の第1号として誕生。数百種の魚類の飼育展示を行い、最も多い時で1日に1万人を超える入場者でにぎわいました。 当時の入場料は大人50円。

1952年7月19日 (昭和27年)
株式会社江ノ島水族館 設立

創設者である「日活」の元社長・堀久作は、国道134号線沿いをドライブ中に、湘南海岸付近で休憩しようと考えましたが、残念なことに茶屋らしきものもなく、やがて江の島の西浜海岸にたどりつきました。砂丘が幾重にもうねり立つ海岸に出た堀は、東に緑の江の島、西に夕暮れ時の富士山の雄姿を目にして、暫くの間時を忘れました。
そして、このすばらしい景観を生かしたこの地にふさわしい施設とは何か?と思いをめぐらせ、水族館建設に着手することを即決しました。
1954年7月1日にはオープンする異例のスピードでした。

えのすいについて