2006年11月27日
トリーター:島津

白点病のはなし

気温が上下変動すると、人は風邪をひきますが、水の中で水温が上下変動すると魚たちは白点病になります。
白点病とは原生動物の繊毛虫(白点虫)が魚に寄生し起こる病気で、その名の通り体表に白い点がつき、そのままにしておくと別の寄生虫による二次感染をも起こし、衰弱して最後には死にいたります。

この病気を治すには、まず水温を 28度くらいに上昇させます。水温を上昇させることで白点虫の繁殖を防ぎます。
次に硫酸銅など白点病に効果があるといわれている薬品を薄めて使い、薬浴する時はろ過槽をとめて、エアレーションだけにして 1時間ほど置き、元に戻しそれを毎日、一週間くらい続けると治ります。
白点がでないようにするにはサーモ・ヒーターを入れて水温を一定にすることです。

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