2007年04月05日
トリーター:浜田

血液を O型に変える酵素

血液型は A、B、AB、O型の 4種類が知られていますが、赤血球の表面は、毛のような糖鎖で覆われています。この糖鎖の結合により、A、B、AB型に分かれ、何もついていないのが O型の血液です。
結合している糖の種類が違うと輸血時に拒否反応が起きるため、O型以外の赤血球は輸血対象が限られてしまいます。そこで、アメリカのハーバード大学の研究チームが、A、B、AB型の赤血球を O型の赤血球に変えることのできる酵素を開発しました。
これにより多量の輸血を必要とする手術に、大きな手助けになることが期待されます。

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