2014年06月01日
トリーター:植田

気がつけばハマヒルガオが満開です

本日出勤時に気付いたことなのですが、小田急江ノ島線 片瀬江ノ島駅から当館へ出勤する道すがら、国道 134号線の歩道わきの緑地帯にふと目をやると、今が盛りとハマヒルガオの花がきれいに咲いていました。

ハマヒルガオは植物図鑑によると、ヒルガオ科の多年生草本で、いわゆる海浜植物の1種です。
淡い赤紫色の花弁で、トランペット型の花をつけますが、花期が 5月から 6月だそうです。

砂浜から内陸に向かいクロマツやトベラなどの木本が生える手前に、海岸線と平行に帯状に草本が自生するエリアができます。
そこに見られる植物が海浜植物だそうです。
本日気が付いたのも、クロマツがまばらに生える緑地帯で、砂質底にハマヒルガオが地中をはうように茎を広げ、その茎が広がる直径数メートルほどの範囲に赤紫の花が幾つも開いていました。
海岸付近の改修で、砂浜の範囲が狭まったり、自動車が頻繁に砂浜に乗り入れることなどが要因となって、海浜植物の自生する場所がどんどん狭くなってきているようです。
また、外来植物のコマツヨイグサが広がることによって、ハマヒルガオが減少したともいわれます。
来年も同じ場所でハマヒルガオの花を見ることができればいいなと、ふと思ってしまいました。

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