以前の私のトリーター日誌で、「ファンタジスタ」と紹介したハナゴンドウの「ビーナ」。
合図とは違うジャンプをしたり、急に教えたことのないジャンプをしたり、オッケーの笛を吹いてもジャンプを飛び続けたり、トリーターが想像もつかないことをよくやってくれる、それが「ビーナ」。
のはずだったのですが、最近は違うんです!!
なにが違うかというと。
合図通りのジャンプを飛ぶんです!!
オッケーの笛でジャンプをやめるんです!!
それだけです(笑)
他のイルカではあたりまえのことなんですが、「ビーナ」がちゃんとやると私たちトリーターは驚くんですよね。
おぉ、「ビーナ」がちゃんと飛んでるって。
実は、ある方法でジャンプの合図を出すと、ちゃんと合図通りのジャンプをすることが分かりました!
そのある方法とは、
他のイルカと一緒にジャンプの合図を出す
というもの。
他のイルカと一緒だと、みんなと一緒にやらなきゃと思うのか、合図通りのジャンプを飛んでくれることが多いのです。
そして、オッケーの笛を吹いて他のイルカがトリーターの元に戻ってくると、「ビーナ」も戻ってきます!!
これは大発見!!!!!
ついに「ビーナ」の時代がきた!
「ビーナ」はこう思っているのかもしれない。
他のイルカたちと同じことをして、同じタイミングでトリーターの元へ戻ればいいのか!
今までオッケーの笛を吹いても戻ってこなかったので、少し大変な時もあったのですが、これでそんな心配はなくなった!!
と、思ったのもつかの間。
きょう、あることに気が付きました。
私たち、 4回ジャンプした時にオッケーの笛を吹いていることが多い
これはどういうことかというと、 4回ジャンプしたらオッケーの笛を吹いていることが多いので、他のイルカたちが戻ったのを見て「ビーナ」も戻ってきていたのではなく、「ビーナ」は最初から 4回飛ぼうと思っていて、たまたま私たちが 4回目で笛を吹いていたんじゃないかと。
そこでバンドウイルカの「ミレニー」とジャンプをして、 3回飛んだときに笛を吹いてるという試みをしました。
「ビーナ」がちゃんと他の子と一緒にやめるということが分かっていれば、「ミレニー」と一緒に戻ってくるはず。
逆に分かっていなければ「ビーナ」だけ飛び続ける。
さぁ、「ビーナ」は変わらずにマイペースぶりを発揮するのか、それともちゃんと他の子に合わせてトリーターの元へ戻ってくるのか。
いざ、ジャンプスタート!!!!
仲が良い「ミレニー」とのジャンプなので、張り切って一回目を飛んでいます!!
いいぞ、いいぞ。
二回目も高いジャンプ!!
二頭の呼吸が合っています!!!
そして緊張の三回目。
ピィーーー!!
私が笛を吹きました!!!
トリーターの元に戻ってくる「ミレニー」!!
そして「ビーナ」は!!!!!!!!!!!!
ザバァーーーッン!!!
四回目のジャンプを一頭で張り切って飛んでから戻ってきました。
「・・・・・・・・・。」
おかえり「ビーナ」。
やっぱり他の子と一緒に戻ってきていたんじゃなくて、「ビーナ」は最初から 4回飛ぼうとしていたんだね。
なんだか残念なような、「ビーナ」らしさにホッとしたような。
でも、合図通りのジャンプをしていたことは確かですし、張り切って飛んでいるので絶好調なのは間違いなし!!!
最近は水中でトリーターの足を押す「プッシング」もショーの中で披露しちゃっています!!
みなさん、そんな絶好調「ビーナ」にぜひ会いにきてください!!!
関連日誌
[2014/ 06/ 04 ファンタジスタ]