みなさんこんにちは!
きょうは、深海のアイドル、お耳がかわいいメンダコをご紹介します。
展示しているメンダコは 3日ほど前に、えのすいトリーター自ら底引き網漁の船に乗り採集してきました。
メンダコというと、みなさん、パタパタとかわいいお耳を思い浮かべます。
でも、このお耳、私たちと同じように音を聞くために使うのではありません。
このお耳は泳ぐときにバランスを取ったり、方向転換をする時に使う鰭の役目があります。
メンダコというと、お耳を動かしてパタパタと泳いでいるイメージがありますね。
でも、水槽のメンダコはあまり泳いでいません。
飼育をしている深海トリーターに聞いてみると、深海には餌が少ないのでなるべく体力を温存することが重要だそうです。ですから、もしかすると泳ぐときというのは驚いたり、逃げる時かも知れないとのこと。飼育していても、じっとしている個体の方が状態が良く飼育できるようです。
また、深海にすんでいるメンダコは浅い場所にすんでいるタコとは違った点がいろいろとあります。例えば、浅場のタコは驚いた時には墨を吐きますが、メンダコには墨袋はありません。暗い深海では墨を吐く必要があまりなかったり、体力を使わないようにしているともいわれています。
不思議な不思議な深海のタコ。まだまだわからないことがたくさんあります。
それをなんとか少しずつでもひも解いていきたいものです。
みなさん、温かく見守っていただけたら嬉しいです!