あれはなんですか?生き物ですか?と先日聞かれました。
頭の上の吸盤で水槽の壁にくっついていると、魚だと思われないようです。
サメやクジラ、オニイトマキエイ(マンタ)などにくっついて、労せずして海を移動し、さらに食事のおこぼれにあずかる魚、コバンザメ。
こう聞くとずいぶんちゃっかりした魚だな~と思いますが、実際はサメなどにくっつくのは方向転換するときだけだそうで、それ以外のときは大型魚が泳ぐときに発生する水流に乗って移動しているそうです。
確かに相模湾大水槽のコバンザメ、「キューちゃん」は水流に向かい、単独でひたすら泳いでいることがあります。
そのようすがトレーニングをしているようにも遊んでいるようにも見えるので、トリーターの間では「きょうもキューちゃん波乗りしてたよ。」といったりします。
私たちには遊んでいるように見えても「キューちゃん」にとっては、自然な行動なのかもしれません。
波乗り「キューちゃん」、ダイビングショー『フィンズ』でリクエストお待ちしています。