2015年11月08日
トリーター:西谷

いい歯の日

バンドウイルカ「ミル」バンドウイルカ「ミル」

きょうはいい歯の日です。
みなさん、自分の歯が何本あるか数えてみたことはありますか?
人間は子どもだと 20本、大人だと 32本くらい生えています。

では、イルカやクジラたちの歯はどうでしょう。
まずは、“えのすい”でも一番多く飼育しているバンドウイルカをみてみましょう。

先日 1歳になった「ミル」。すでに立派な歯が生えています。
人間の歯と見比べてみて、どうですか?
そう、前の歯も後ろの歯も同じ形をしているのです。
あとは、本数もかなり多いですよね。だいたい 80本くらい生えます。
また、イルカは歯が生え変わらないため、「ミル」のこの歯は永久歯で、一生同じ歯で過ごすことになります。
おとなになるにつれてすり減ってしまうこともありますが、「ミル」の歯は生えたてなのでとてもとがっていて、触ると少し痛いくらいです。

そんなイルカやクジラの歯は、種類によってかなり違いがあります。
カマイルカたちの歯は、バンドウイルカよりももう少し多く、120本ほどあります。

“えのすい”で一番大きなオキゴンドウの「セーラー」は、大きな歯が 37本あります。その見た目はまるで怪獣のようです。


オキゴンドウ「セーラー」

かわいらしい雰囲気をかもしだしているハナゴンドウの「ビーナ」の歯は、なんと、6本しかありません。それも、全部下のあごに生えています。

ハナゴンドウ「ビーナ」

こんな風に、イルカやクジラたちの歯は人間とは全然違います。
ショーの中では口を開けて行う種目もあるので、そのときにぜひのぞいてみてくださいね!

イルカショースタジアム

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