イセエビ今週のおすすめは、テーマ水槽です。
年末年始のテーマ水槽は、「エビ・カニや海の生きものたちで祝うお正月」。
赤い色や長い髭などの体の特徴から、縁起が良いとされるエビやカニなどの海の生き物たちで新年を祝います。
まずは、身はお節料理、殻は飾り付けにも欠かせないイセエビ。
古くは鎌倉海老ともいわれていた相模湾の名産です。
干支の申からはエンコウガニ(猿猴蟹)。
エンコウガニは雄の鋏がとても長いことが特徴で、水辺の妖怪”猿猴”から名前が付けられたといわれています。
かなり立派な雄が手に入りましたので、雌との違いも見てください。
エンコウガニ
初詣とかけたフリソデエビ。
暖かい海に生息するきれいなエビの仲間ですが、ヒトデを専門に襲う変わった食性があります。
フリソデエビ
お正月遊びとかけたマダコ。
凧との洒落ですが、お正月料理と縁起の良い多幸ともかけています。
マダコ
厄除けとかけた魚のクリナーシュリンプからはオトヒメエビとアカシマシラヒゲエビ。
クリナーシュリンプとは、魚病の原因になる寄生虫を食べるエビの仲間で、ウツボやハタなどの大きな魚の体表や、口やエラにまで入って掃除をすることが知られています。
魚たちにとってこのエビたちは、まさに“厄除け”の働きをしてくれます。
オトヒメエビ
アカシマシラヒゲエビ
そして、初日の出とかけた生き物はセミエビ。
イセエビをよりもおいしいと言われ、知る人ぞ知る高級食材のセミエビ。
赤い甲羅が朝日を連想させることから、初日の出の縁起物として展示しました。
セミエビ
1月 31日までの期間中、きょうご紹介した展示生物が変更になる場合もありますが、お正月を祝う海の生きものたちが集合していますので、ぜひ見に来てくださいね!
最後に、今年一年間ありがとうございました。
みなさま良い年をお迎えください。
また来年もよろしくお願いいたします!