ユノハナガニのお母さん
「深海Ⅰ~JAMSTECとの共同研究~」では、温泉が大好きな深海カニの「ユノハナガニ」を飼育しています。
しかも、「お母さん」でお腹に卵を抱えています。
サツマハオリムシの生い茂る水槽の中にそのお母さんは生活しています。
“えのすい”のこれまでの研究で、ユノハナガニのお母さんは程よい暖かさの熱水(温水)に卵を温めるために、寄っていくことが分かってきています。
これまで安定した温水を供給し続けることがうまくいかず、ふ化はするものの幼生がうまく飼育できていません。
今回、温水が安定して出せるシステムを考えだし、飼育水槽内に今まさに実験をおこなっているところです。
飼育水槽の左端に、温水の出る隠れ家をつくってお母さんの行動を観察しています。
※時々小型カメラを使って、行動を記録していますよ。
“えのすい”に来られた時には是非、お母さんが卵のお世話をするようすご覧ください。
※いつも隠れ家に居るとは限りませんのでご注意を!
※赤ちゃんたちは光を嫌います。カメラのセンサーライトなどの強い光に敏感ですので、どうぞみなさんは写真の撮影はご遠慮いただけるとうれしいです。