2016年09月11日
トリーター:冨永

大水槽で見つけたもの

みなんさんこんにちは!
ここ数日はずいぶんと涼しくなり、朝は少し肌寒いほどですね。
秋の気配を感じてきました。

さて、先日、相模湾大水槽に潜っていると、こんなものを見つけました。
黒くて、らせん状をした物体。
なんだと思いますか??
実は、これは魚の卵。

相模湾大水槽には、現在約90種類ほど魚がいますが、こんな変わった形の卵を産むのは 1種類しかいません。
そう、卵を産み落としたのは“ネコザメ”です!

ネコザメは、成長すると体長が 1mほどになるサメです。
卵だけでなくその姿も特徴的で、頭が丸くて大きいのです。
みなさんが想像する頭が細いサメとはちょっと違います。
このネコザメ、大好物はサザエなどの貝類です。これをバリバリと砕いてしまうほどの強力な顎をもっています。
そんなネコザメが産むのがこの卵。

ネコザメは卵を産んだら、親は卵を守ったりはしません。
こんな形をしているのは、波に流されたときなどに岩と岩の間に固定されやすいようにといわれています。
また、卵は産まれてからふ化するまで約 1年ほどかかります。この卵の中で赤ちゃんは卵黄の栄養を少しずつ吸収し、大きくなっていきます。

この卵、触ってみると少し硬くて表面はツルッとしています。
みなさん、触ってみたいですか?
実は、この卵触れます。
現在、タッチプールでこの卵と、もちろんネコザメにも触れるので、ぜひいらしてください!

タッチプール

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