「ウミガメの浜辺」の 6頭のアオウミガメ子ガメたち
毎年この時期におすすめ動物となるアオウミガメの子ガメたちの近況です。
館内の人工砂浜の砂表面に這い出した日が、 2013年 9月 17日でした。
アオウミガメたちもほかのウミガメと同様に、砂浜に徳利型の穴を掘って、その中に産卵します。
子ガメはふ化したときには砂の中の狭い空間にいることになるのですが、ふ化後ただちに砂中から這い出すのではなく、 7日間程度卵黄を吸収しながら徐々に上の方まで登ってくると言います。
浮上直前は、砂中の 10cmほどの深さのところで夜になるまで待って、夜になると一斉に砂の表面に這い出すとのことです。
今年で満 3歳となった子ガメたち、生まれた頃の体重は 25g程度でしたが、今月の身体測定の結果、 6頭の中で大小の差はありますが、軽い個体で 15.2kg、重い個体だと 18.4kgまで成長しました。
体格の違いに怖気づくこともなく、今ではおとなのウミガメたちの給餌中に、おとなのウミガメたちに与えた餌めがけて突っ込んでくるほどの食欲で、まだどんどん成長中です。