クラゲサイエンスのカウンターが、クラゲの化石展示から本日顕微鏡に戻りました。
最近訳あって出社日は毎日顕微鏡に向かって、とっても小さいポリプを観察しています。
ハロウィンというと、変わった形をした生き物、名前が幽霊にちなんだ生き物、仮装しているように鮮やかな生き物など注目されますが、変わった生き物こそポリプだよなぁとイベントを担当していた時代から思っていました。一度ポリプのイベントを考えたこともあったのですが、ポリプ自体があまりに小さく、またマニアック過ぎてしまうので、クラゲに興味を持っていてもポリプでイベントになるかなと悩んで断念しました。
ポリプは本当に面白い生き物です。基本、小さいプラスチック密閉容器で飼育でき、適度に水を換えてあげればろ過装置も要りません。場所もとらず、ブラインシュリンプなどの餌を食べる姿も観察できます。そして、調子が良いとどんどん分裂して増えてくれます。季節の変わり目には、水温の変化などを感じるとストロビラからエフィラ遊離まで姿形が変わるさまが見られるかもしれません。野外で採集したポリプの場合は何クラゲなのか、すぐに答えが分からないドキドキも味わえます。
きょうは少しですがポリプの写真を添付してみました。このように 1mm・ 2mmの小さい世界でこの大きなドラマ、ここからクラゲが出るなんて、興味が湧いてきませんか。ク( 9)ラゲ月の次の月、ハロウィン“えのすい”ポリプの日なんてどうでしょ?