みなさんこんにちは!
肌寒くなってきてやっと秋らしくなってきましたね。
秋は実りの秋?読書の秋?食欲の秋?スポーツの秋?
いいえ、季節来遊魚の秋ですよね!!
今回は今、旬の季節来遊魚についてご紹介します。
毎年、この季節になるとご紹介しているので、覚えてくれた方もいるのではないでしょうか!
季節来遊魚とは、「特定の季節」に「来遊」する魚です。
南方からカラフルな魚の卵が日本列島に沿って北上する海流、黒潮にのって流れてきます。
海流にのりながら、卵は孵化し稚魚は成長しながら黒潮沿いに分散されるのです。
この黒潮の影響は相模湾にも及んでいますので、普段は相模湾にいないような南方のカラフルな魚の幼魚たちがこの時期「限定」で流れ着くのです。
岩がゴロゴロする磯に黄色く輝くチョウチョウウオを見つけた時の喜びは言い表せません!
家でも飼育していますが、その水槽の前でごはんを食べたくなるくらい魅力的ですよ!!
ただ、まだ海水温の暖かい今の時期は相模湾で暮らせる南方の魚たちですが、冬になり海水温が低下していくと死んでしまいます。
このため、季節来遊魚は別名「死滅回遊魚」とも呼ばれます。
今年は仕事で 1回、プライベートで 1回採集に行きましたが、昨年に比べいまいち・・・といった感じです。
あんまり数は多くはないでしょうか・・・。
今年に流れてきた季節来遊魚を展示すべく、コツコツ採集を重ねています。
・・・ということは、現在入り口付近円柱の水槽で展示をしている季節来遊魚はもうすぐ展示変更、見納め( 10月いっぱいは見られます)ということです。
現在、展示しているのは昨年採集した季節来遊魚たちです。