夜な夜な手をのばす生き物がいます。
ぜひ「ナイトワンダーアクアリウム 2016」開催時にお楽しみください。
太平洋の「サンゴ礁水槽」の右端に、明らかに離しておいてあるウミキノコにご注目。
ウミキノコは、見た目がキノコにそっくりなソフトコーラルです。
照明が落ちて、暗いですが、じっと目を凝らして見てみてください。
ウミキノコから細い糸状のものが数本のびて、たなびいています。
これが夜な夜な手をのばすものです。
でも、これはウミキノコが出しているわけではありません。
ウミキノコについているクラゲムシの仲間が触手を伸ばしているようすです。
クラゲムシとは、ムシと名がついていますが、虫の仲間ではありません。
有櫛動物のクラゲの仲間です。
ウミキノコについているものは、その正体が見えづらいので、ぜひ、クラゲサイエンスで、同じ仲間のソコキリコクラゲムシを見てみてください。非常に魅力的でユーモラスな姿をしています。
クラゲサイエンスで展示しているソコキリコクラゲムシは、ウサギの耳のような形をしています。
見る人によっては、となりのト○ロに出てくるチビト○ロに見えると、またある人は、ストッキングをはいた足が犬神家のようになっているといっていました。