“コウイカ”3兄弟今週のおすすめは、大水槽手前の「沿岸水槽」に展示中のコウイカの仲間たちです。
3種類のコウイカの仲間を同時に見られます。
さあ、3種類を見分けてみましょう!!
本家本元“コウイカ” Sepia esculenta
コウイカ目コウイカ科
江戸前で言う「スミイカ」のことです。
胴長が15~20cmでヒレの付け根に細い銀色の帯が美しく、褐色の背面には白い
霜降り状の模様が特徴的です。
体色の変化も豊かで、時折真っ白な体色になることもあります。
キーワード:霜降り模様
カミナリイカ Sepia lycidas
コウイカ目コウイカ科
大型種で胴長が 40cmほど、体重が 5Kgまで成長します。
コウイカと同様にヒレの付け根に細い銀色の帯が見られるが背面には、
“キスマーク”のような模様が特徴的です。
英名でKisslip cuttlefishといわれるほどです。
キーワード:キスマーク
シリヤケイカ Sepiella japonica
コウイカ目コウイカ科
単独生活をする種が多いコウイカの中でも珍しく、群れで回遊する種です。
コウイカ同様にヒレの付け根には細い銀色の帯、背面は黒褐色の
網目状模様が特徴的で腕が他の 2種に比べ(体サイズに対して)長めで腕の背面側に黒い筋模様がある。
漁獲されたとき、胴の端の「尻」が分泌物で汚れていることが多いため、この名が付いたとされます。
キーワード:網目模様
ぜひ、この 3種類のコウイカの仲間を見比べてみてください。