こんにちは、鈴木です。
きょうは恐れ多くもうちの姫をご紹介します。
まず、うちの姫はとってもおきれいです。やはり姫と呼ばれるだけのことはあります。赤を基調とした鮮やかで気品のある色合いは、如何にも姫といった感じです。
そして、日々大変落ち着いておられます。何事にも動じず、堂々と地に立っている様はさすが姫としかいいようがありません。
さらに、常に一点をじっと見つめておられます。今後の行く末が見えているのでしょうか。その視線の先に何が見えているのか、姫にしか分かりません。
さて、そんな如何にもお淑やかそうな面が目立っている一方、瞬間的な動きは俊敏です。
特に食事の際にはまるで肉食動物さながらの無駄のない動きで狙った獲物に近づき素早く捕らえます。好物はオキアミです。ん?食の好みがまるで魚類・・?
はい、そうです。お察しのとおりうちの姫は魚でございます。正式な名前も「ヒメ」で、漢字では「姫」と書きます。やはりその美しさが由来といわれています。
水深 200m付近で採集され、縁あって“えのすい”に来られた姫は、現在は冷たい海の水槽で(薄暗い)スポットライトを浴びで複数の姫たちと元気に暮らしています。
どうやら最近は恋の時期のようで、朝方にオスメスの姫同士のペアで、まるでダンスをするように息を合せて水面に上がり、産卵する姿が観察されています。
煌びやかな体色もさることながら、派手さはありませんがよく観察すると行動がとてもユニークで、ずっと見ていても全く飽きません。それどころか、見始めると目が離せなくなり、いつの間にかずっと見てしまいます。何とも不思議な魅力のある魚です。
複数のヒメ(たまに全員)で同じ方向を見ていることや、じっとしながらも背びれだけをピンッ、ピンッと立て、ヒメ同士で会話?みたいなことをしていることなど、ほんとに飽きないですよ。おそらくトリーターの中にも姫ファンは多いです。
ぜひみなさまもそんなうちのお姫さまに会いに来てください!(^^)