コウタイみなさま、暑い最中お元気でお過ごしでしょうか。
今回のテーマ水槽はまれに見る長丁場、7月 8月の 2か月間です。あまりに長いので、一部の展示を変更してみましたのでお知らせします。
この時期、日本中で実施されている七夕祭りのうち、私の生まれた仙台市の七夕祭りが終わりましたので、それ関連の生き物をバックヤードに戻し、代わりに星座にまつわる生き物を登場させています。
コウタイ
七星鱧(チーシーリーと読むらしいです)の中国名を持つライギョの仲間で、日本にも外来種として沖縄県に生息しています。体の色は個体差が激しいのですが、特に星模様がきれいな個体をセレクトしました。隠れるのが好きで、全身が見えないことが多いですが、ご了承ください。
ニカラグアクジャクガメ
南半球で見られる「南天の星座」に「くじゃく座」があります。それにちなんで! 久々に登場です。そう、この個体は初登場ではありません。数年前のテーマ水槽で、まだミドリガメだった本個体を展示したことがあります。解説板の写真はその時のもので、くじゃく模様がくっきりです。あれからだいぶ育って、模様はかなり薄れてしまいましたが、その分迫力は増しました。オオクジャクガメと呼ばれることもあり、この仲間ではかなり大きくなります。その性格はかなり強気で、手で持つと口を開けて咬もうとし、鋭い爪で引っ掻いてきますし、日光浴中に甲羅をポンと触っただけで、ジャンプして驚かせてきます。
ナイルアロワナ
秋の星座である「みなみのうお座」にちなみ、登場です。この星座の神話の舞台がナイル川であるらしいこと、星座を形成する星の一つ「フォーマルハウト」が「大魚の口」の意味を持ち、すぐ近くにある「みずがめ座」からこぼれる酒をガバガバと飲む、という言い伝えがあることから、チョイスしました。コイのように水ごと細かい餌をどんどん口に入れて、鰓で濾し取って食べる魚です。
どれも、ほどよく(かなり?)マニアックな変わり種です。当館へお越しの際は、ぜひ、ご覧ください。