“えのすい”の魚たちはその食性を生かし、水槽の掃除を手伝ってくれるようですが、イルカショースタジアムもプールに生えるコケを掃除する華麗なる?掃除屋さんがいます。
バンドウイルカではなく、オキゴンドウでもハナゴンドウ、カマイルカでもなく、オタリア、オットセイでもない。
そう、彼らの正体は「トリーター」です。
タンクを背負い、マスク、フィンを装着。
水中作業で姿勢を安定させる吸盤とコケを取る金たわしを持ち、時には喉の乾燥防止にのど飴を舐めつつプールへと潜ります。
この時期、水色のプールの底や壁は、何もしなければ 1~ 2日で茶色へ。
更に時間が経つと、成長したコケは黒くなり、より取りにくくなります。
その為、勝手に「コケは薄いうちに取れ!」とスローガンを掲げ、作業に余裕が出来たらこまめに潜水し、コケを取る。
今年の夏もそんな毎日です。
今回は少し嗜好をかえて、個人的コケ取りしやすさをランク付け。
コケ取りしやすさ 第一位は 「底」
這いずり回ってひたすらコケを取るので、泳いでいることに体力を使わず、楽です。
新人トリーターや女性トリーターには、底の掃除をメインに任せます。