タマガシラ今週は、眼が特徴的な仲間を紹介します。
タマガシラ (写真上)
[展示場所] 相模湾ゾーン 沿岸水槽
水深 50~ 250mの岩礁から砂礫底で見らます。
眼が大きくクリッとしていて、赤褐色の横縞模様が特徴的です。
水槽内では水底近くを遊泳します。
スッーと泳いではピタッと止まる、スッーと泳いではピタッと止まる、といった器用な泳ぎ方が印象的な魚です。
キンメダイ
[展示場所] 深海Ⅰ(タカアシガニ水槽)
水深 100~ 300mに生息していて、昼と夜とで浅場と深場を行ったり来たりしています。
光を反射する大きな眼と真っ赤な体色が特徴です。
太陽光の大部分は海洋に吸収されてしまい、特に「赤」い光は、海の深いところまでは届きません。そのため、海の中ではキンメダイは「真っ赤」ではなく「真っ黒」に見えてしまいます。
また、少ない光を感じるために、眼は大きく、反射層を持っています。
エビスダイ
[展示場所]
深海Ⅰ(ノコギリザメの水槽)
水深 100~ 200mに生息していて、底曳網漁などでも時々採集されます。
キンメダイと同じく真っ赤な体色に眼がクリッとした、とてもかわいらしい魚です。
“えのすい”で飼育しているエビスダイは、水槽からこちらを良く見ていることがあります。
こちらも見返すと・・・
左右に離れた眼を中央にギューッと寄せながら近づいてくることがあります。
長く飼育しているからでしょうか、とても人懐っこい性質をしています。