2017年09月22日
トリーター:樋口

今週のおすすめ

今週は「ハリボントリオ」をおすすめとしてご紹介します。
現在、ハリセンボン科の魚が 3種揃っています。共通特徴はトゲがあり、歯がくちばしのようなことでしょうか。
個人的には愛嬌のある性格、人なつこい、目が大きいを付け加えたいところです。

このくちばしのような歯は硬い貝などもバリバリと噛み砕くことができます。
ハリセンボンに噛まれたことがありますが、恐ろしく痛かったです。
トゲは鱗が変化したものです。
針が長く立ち上がるものと針が短く立ち上がらないものがいます。

ハリセンボン

入り口すぐ、波のある水槽の隣の潮溜り(通称ジャブジャブ池)にいます。
ハリセンボンは個体や産地によって体色差があり、現在展示している個体は茶色に近いです。白っぽかったり、黄土色の個体もいます。
ハリセンボン科の中でも特に人懐こく愛嬌があると思います!
キラキラ輝く大きな瞳がすてきです。個体によって性格差も大きく、陰気なハリセンボン、陽気なハリセンボンとさまざまです。ジャブジャブ池のハリセンボンは割と陽気なほうでしょうか。

ネズミフグ
同じくジャブジャブ池にいるダイバーのアイドル、ネズミフグです。
フィンズ、うおゴコロのダイバーは余ったエビなどをネズミフグにあげていることが多いです。
ハリセンボンとは体色が異なり、灰色です。
現在、50センチほどでハリボントリオの中では一番大きいです。
針は長く、膨らむと立ち上がるのが特徴ですが滅多なことでは膨らみません。
大きな体に似合わず、エビやマグロを細かくミンチ状にしたものが好きなようです。
ちなみにえのすい公式ツイッターにあがっている「頭に小石をのせているネズミフグ」必見です。かわいいですよ!

イシガキフグ
最近、環境水槽に仲間入りをしました。
先日の 冨永トリーターの日誌 でも紹介されていましたね!
ネズミフグと姿形、体色も似ていますが、針は短めで立ち上がりません。
まだ小さな個体でもっと大きくなります。
環境水槽にまだ慣れておらず、隅っこにいることが多いですが頑張ってアサリを食べていますので早く慣れて大きくなってほしいです。

ハリセンボン科 3種が揃うのは久しぶりです!
ぜひ、見にいらして 3種の違いを観察してみてくださいね!
大きな瞳に愛らしい表情に癒やされること間違いなしです。

シラス
現在、ふ化して 26日目!
ちょうどみなさまがよく見られるシラスのサイズに成長しています。
この時期は餌のアルテミア(動物プランクトン)をどんどん食べて大きくなっているので、お腹はいつもアルテミア由来のオレンジ色になっています。
今回は生残率もよく、数多くのシラスをご覧いただけます。
見応えありますので、ぜひじっくり観察してみてください!

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