各地でハロウィンのイベントや飾りつけが賑やかな今月。陽気な外国のお化けたちが「Boo~!」なんていって、盛り上げてくれていますが、新江ノ島水族館にもハロウィンの役者がそろっています。
テーマ水槽で活躍中の役者たちの他、クラゲファンタジーホールとクラゲサイエンスには、ユウレイクラゲの仲間たちが、物言わず静かに漂っています。ちなみにヤナギクラゲもひっそりと。
クラゲには骨もないし、足もつかずにゆらゆら漂っているので、その雰囲気だけでも幽霊っぽいですが、特にユウレイクラゲの仲間は、1. 泳ぐとき傘がそっくり返りやすい、2. 触手がぼーぼー、3. 触手がよく自分の傘に張り付く 4. 何匹もお互いにくっついてお団子状態になりやすい、などの理由から、どうもスカッとした見映えにならず、言葉は悪いですが、汚らしい感じになってしまいがちです。
でも、前述のとおり骨はないし硬い殻もない・・・ということは、どんな形にもなれるので、どれが正解でどれが不正解ということもないわけです。
いつもグシャグシャとしていてつかみどころのないユウレイさんたちですが、世界中のさまざまなところに仲間がいて、えのすいでも、現在 3種類のユウレイさんたちを展示しています。
よく見ていただくと、傘が花形で、そこがチャームポイントかなと思います。