2018年01月12日
トリーター:北嶋

今週のおすすめ

通称じゃぶじゃぶ池通称じゃぶじゃぶ池

クサフグ


入口入ってすぐのフォトコーナー前にある通称じゃぶじゃぶ池にいます。左端の手前の砂によく潜っています。上手に隠れつつも外のようすを伺える体勢のもいますが、頭をおもいっきり突っ込んでるだけで尾びれが丸見えのもいたりします。
そこそこの数が潜っているので、先日の開館前に掃除をしたときにうっかり踏んでしまい、ぷーっと膨らんだので足元がぽよっとして「あれ?」と気づきました。あのときはごめんね。

沿岸水槽の掃除屋たち

中央のカマスの水槽の底砂には、ヒトデの仲間のモミジガイ、ウニの仲間のタコノマクラとスカシカシパンが隠れています。


モミジガイ

モミジガイは大食漢の悪食で、餌をまくと砂から姿を現し、すごいスピードで移動します。体より大きなものでもなんでも食べようとします。この動きを見ていると、以前、水族館の向かい側の砂地でシロギス釣りに行ったらモミジガイばかり釣れた記憶がよみがえります。
タコノマクラとスカシカシパンはのんびりしています。よーく砂をみてみると、不自然にこんもりしたところがところどころにあって見つけることができると思います。
タコノマクラやカシパンは展示しながら飼おうとすると難しいのですが、ここの水槽では隠れキャラにしているおかげか、なんだか調子がいいです。

カスザメ

ノコギリザメやエビスダイのいる水槽にいます。餌を食べる時以外はほとんど動いているところを見ません。わさびおろしに使われている鮫肌は、このカスザメのものだと以前どこかで聞いたことがあります。そのくらい粗めのザラザラの鮫肌ですが、砂に埋もれてしまっているのでそこまでは確認できないかもです。ヒレがぴんっと立っているので、探せばすぐに見つけられます。
同じ水槽ではイソギンチャクが砂から生えているように見えます。これは、巻貝とヤドカリについているイソギンチャクなのですが、昼間はすっかり潜ってしまっていてイソギンチャクしか見えないこともしばしばです。夜になると出てきて全体がようやく見えます。海ではこうやって身を守っているんでしょうね。

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