はじめまして!カワウソ担当の新人トリーター、小森です。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、3月から“えのすい”に仲間入りしたコツメカワウソたちですが、どうやって“えのすい”に来たのか気になりませんか?
今回は「ミヤマ」と「ヤマト」に焦点をあててご紹介しようと思います。
「ミヤマ」と「ヤマト」は岐阜県にある世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふで暮らしていた兄弟です。
2月 27日、“えのすい”のカワウソ担当者は車で岐阜へ向かい、翌 28日の 8時 30分にはアクア・トトぎふにて待機。「ミヤマ」と「ヤマト」はケージに入るようトレーニングされている子たちなので、すぐに出発できるはずでしたが・・・
なんと、「ミヤマ」が異変を察知したのか、ケージに入らないというアクシデントが発生!
私たちはただ見守ることしかできず、岐阜の担当者が一生懸命ケージに入れようと奮闘されておりました。
1時間後、ようやくケージに入り、岐阜のみなさんに見送られながら出発!
元気にやるんだよー!
いってらっしゃーい!
と温かく送り出されました。
ここからは“えのすい”担当者のお仕事です。
1時間おきに休憩を取って、「ミヤマ」と「ヤマト」に異変がないか確認しながら移動します。
2頭にとっては初めてのお引越し。
最初は緊張しているようでしたが、慣れてくるとゴロゴロ転がったり隙間から手を出してきたり・・・
おぬしら 中々肝が据わっているではないか。
こちらも緊張していたので、リラックスしてくれていてちょっとだけ安心しました。
その後、7時間 30分の長旅を終え、17時頃“えのすい”に無事到着。
到着を待っていたトリーターの感想は・・・
「車の中、臭い!!!」
そうです、コツメカワウソは野生動物、獣特有の臭いがするんです。
車に臭いがつくといけないので常に窓を開けて走行していたのですが、途中から鼻がおかしくなったんでしょうね。
窓を開けてると臭いがしませんね!なんてのんきに話しをしながら移動してました。
そしてすみやかにバックヤードへ収容し、次の日・・・
ケージの扉、開けまーす!
出まーす!
入りましたー!
となんともスムースに展示スペースへの収容完了。
あぁ、これで一安心!と思いきや、私たちの奮闘はまだまだ続くのです。
それについてはまた次回お話させていただきます。
「ミヤマ」と「ヤマト」は海側デッキから見える部屋でトロ舟をひっくり返したりしながらやんちゃに過ごしていますので、ぜひ会いに来てください!
~「ミヤマ」・「ヤマト」からのお願い~
寝ている時やご飯を食べている時に窓ガラスを叩かれると、とてもびっくりしちゃいます。
なかなか顔が見えなくてもゆっくりと見守っていてくださいね!