こんにちは!新人トリーターの西川です。
今年は既に梅雨のない北海道を除いてすべての地域で梅雨入りが報告されましたね。
梅雨のような じめっとした季節では体調を崩しがちです。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
私たち人間と同じように、魚たちも環境の影響で体調を崩してしまいます。
急な水温の変化やpHの変動、有毒なアンモニアや酸素濃度などが影響し、病気になってしまったりもします。
それは細菌症であったり寄生虫や眼球突出などさまざまです。
私たちは体調が悪くなると自分で病院に行きますが、魚はというともちろん自分では病院に行けないですし、どこが痛いとか苦しいとかいってくれないんです。
それでもトリーターは、微妙にいつもと違う行動や少しの傷から病気の魚を見つけ出し、バックヤードに連れて行き治療してあげたり、その場で薬を与えたりします。
その姿はまさに魚のお医者さんです。
“えのすい”では病気の魚を治療・予防する係があり、今年度私はこの係をさせていただくことになりました。
学生時代も魚の病気を専門とする研究室に所属していましたが、生きている魚を観察し治療することはあまりなかったので、毎日先輩トリーターから病気について治療についてを学んでいます。
私自身、もっと勉強して魚にとってお医者さんのような存在になれるよう頑張ります!
水族館で展示している中にも、怪我や病気から回復した魚たちがたくさんいます!
一匹一匹をよく見てみると、治療の跡などが分かるかもしれません。
例えば、こちらは病気から回復したマツカサウオです。
尾びれが短いのですぐに分かります。
尾びれがしっかりあるマツカサウオも館内にはたくさんいますので、ぜひ見比べに来てください!