イボクラゲ
でかい! きれい! すごい! というクラゲです。裏側はなんだかわしゃわしゃしていて気持ち悪いですが、紫色の傘が綺麗です。大きな紫色の傘を優雅に拍動する姿は圧巻。
さらに見どころはクラゲ本体だけではありません。水槽をよく見てみると、こおまかーい、ちーいさなものがたくさん漂っています。気泡のような・・・、餌のような・・・、ゴミのような。
これはプラヌラといって卵の発生が少し進んだものです。プラヌラが岩などの基盤に固着するとポリプになって分裂してさらに数を増やしてストロビレーションして遊離してイボクラゲのこどもになります。
もしもこれらのプラヌラが全部順調に育ったら、震え上がるほどのイボクラゲの大量発生ということになってしまいます。イボクラゲ一匹で、です。
自然界ではうまくいかなかったり淘汰されたり、バランスが取れているのですね。なにしろ物凄い数のプラヌラが水槽内にいますので、今のうちにご確認ください。戦慄します。
裏側のわしゃわしゃしたところを気持ち悪がらずによく見てみると、オレンジ色っぽい所がありますが、これがプラヌラのかたまりです。
※「イボクラゲ」の展示は 2018年 11月 27日をもって終了いたしました
ツノクラゲ