ゴエモンコシオリエビ
先月のJAMSTEC沖縄調査航海にて約 1,000mの深海から採集された個体です。展示中の深海生物の中では、比較的よく動き回っているのが印象的です。
暗めの水槽内で数十個体の純白の甲殻がチラホラと蠢くようすは、何となくホワイトクリスマスを連想してしまいます。
[ 航海・採集日誌 ]
アサヒガニ
クリスマスが過ぎるとお正月ですね。
江の島方面にも初日の出を拝みに大勢のお客さまが訪れると思いますが、当館にも朝日のように水平線から赤い甲羅を覗かせたようなポーズで「アサヒガニ」(展示:相模キッズ水槽)がお待ちしております。獲物を見つけると、横這いではなく前方へ軽やかな足取りで近づき、襲いかかります。
ダンゴウオ
寒さの厳しい季節ですが、怖いもの知らずのお年頃女性トリーター 3人が、真夜中の海岸に出掛けて採集してきたのが「ダンゴウオ」(展示:相模湾キッズ水槽)です。全長 1.5㎝ほどのコロコロした小さな体がとっても印象的です。
本種の登場で、えのすいでは「ホテイウオ」(展示:深海Ⅰ)、「フウセンウオ」(展示:太平洋)と合わせてダンゴ三兄弟となりました。
フウセンクラゲ
風船といえば、他にも「フウセンクラゲ」が見頃です。季節的にはラグビーボールみたいな形のクシクラゲの仲間とご紹介したいです。
相模湾にも時折現れますが、たくさん見られる厳寒の北海道にて採集されました。触手を持っているのでアルテミア幼生を与えて飼育しています。
コツメカワウソ
三兄弟?といえば、今月下旬に誕生したコツメカワウソの3頭の赤ちゃんたちです。母親に守られていて、その姿は隙間から見え隠れする程度ですが、お乳をせがむ時は舎内マイクを通じてピィーピィーと元気な鳴き声がスピーカーから、お聞きいただけるようになっています。
今が見どころの生き物たちをぜひご覧ください!