2021年01月28日
トリーター:小形

速報

今日は、タイムリーなお話です!

現在フンボルトペンギンの「グー」と「トップ」のペアが卵を温めているのですが、その卵が もうまもなく孵化するところなんです!
この卵は「グー」が12月19日に産んだものです。

フンボルトペンギンの卵は だいたい 40日前後で孵化します。
雛が中から突くことで卵に小さな穴が空き、その穴がどんどん広がっていって体全体が卵から出たところで孵化となります。
雛が卵に穴を空けて外に出ようとし始めることを、嘴打ち(はしうち)といいます。
“えのすい”では、嘴打ちが始まる目安をだいたい 39日目あたりと想定して、卵にひびが入り始めていたり、中から雛の鳴き声が聞こえたりしないかなどをチェックします。

今回の「グー」の卵は、産卵から 38日目の 1月26日に嘴打ちが始まりました。

▼ 1月26日



▼ 1月27日(少しだけ穴が広がっています)


そして、本日 1月28日のようすがこちらです!


だいぶ穴が広がっています!あともうひと踏ん張りです。

「グー」と「トップ」のペアは、今まで雛を孵化させた経験はあるものの、孵化から数日で亡くなってしまっており、しっかりと大人になるまで育てた経験がまだありません。

親がしっかり抱くあまり雛を押し潰してしまったり、親が雛を攻撃してしまったり、元々体の弱い個体だったり、雛が亡くなってしまう理由はさまざまです。
必ずしも「グー」と「トップ」が下手だから、という訳ではありません。
でも初めのうちは失敗がつきものです。経験を重ねて上手く子育てできるようになってくれたら良いなと思っています。

今回の雛に関しても、大きくなるまで育てられるかは分かりませんが、温かい目で見守っていただけたら嬉しいです。
私たちも、2羽がしっかり安心して子育てができるようにサポートしていきます!

まずは、雛が頑張って卵から出てこなくてはいけません。
がんばれー!待ってるよー!

ペンギン・アザラシ

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