ここ最近、ハナゴンドウの「ビーナ」は一日の中でもショーに出演したり、お休みをしたりといろんな時間を過ごしています。そして、ショーがお休みの時間を一緒に過ごすお相手は日によって変わります。以前のビーナなら仲良しの個体が限られていたのに、今ではどの個体ともゆったりと過ごすことができています。

つい先日も、一番苦手だと思っていたバンドウイルカの「ルイ」と一緒に時間を過ごしていましたが、お互い気にするようすもなくのんびりと泳いでいました。このようすをみてすごく嬉しくなりました（＾＾）

そんなビーナと私で今挑戦していることがあります。「尾鰭打ち周回」と私たちが呼んでいる種目、バンドウイルカの「ミレニー」がとても上手で、ミレニーみたいにできたら楽しいかなと一緒に挑戦しています。

「尾鰭打ち周回」とは、尾鰭で水面をバシャバシャと打ちながら前に進み、プールをぐるっと周回する種目です。ビーナは尾鰭で水面を打つことも前に進むこともできます。
でも、まだうまくビーナに伝えられていないことがあります。それは少し前に進むだけではなくて、「プールをぐるっと周回して欲しい」ということ。合図を出しながら一緒についていくと、こちらをチラチラと確認しながら長い距離を進めるようにはなってきました。でも合図を出している私の姿が見えなくなると、やめて戻ってきてしまいます。きっと「ここまで進めばよいのかな」という感じで戻ってきているんだと思います。

ここから先、どう伝えれば伝わるのかを毎日考えながらビーナとの挑戦は続きます。時々ショーの中でも練習していることがあるので、いつかビーナと私の成長を見てもらえたら嬉しいです☆

動画は後ろのプールで一緒に練習していた時の風景です。