2006年12月22日

小笠原~相模湾(4)4日目 / 今井

  • 期間:2006年12月19日~ 2006年12月25日
  • 場所:笠原~相模湾
  • 目的:シンカイヒバリガイ、ユノハナガニ、ハオリムシ、ゲンゲ調査
  • 担当:三宅 ・ 今井


小笠原明神海丘から相模湾初島沖に向けて回航中です。
未明には黒潮越えがあったため、船はかなり揺れました。
到着は昼以降になるので、本日の潜航はありません。
研究者のみなさんはサンプル分け、データ整理に追われそうです。
“えのすい”に搬入予定の生物は、機械を使って溶存酸素を低下させ、硫化水素を溶け込ませた水槽に大切に保管されています。

[きょうの写真]
深海生物ストック槽です。甲板コンテナ室冷却庫内にあり、4℃に保温されています。

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT06-23「なつしま/ハイパードルフィン」による小笠原~相模湾 調査潜航

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

RSS