2007年02月26日

五島列島沖(1)えのすい調査隊西へ / 北田

  • 期間:2007年2月27日〜 2007年3月1日
  • 場所:長崎県五島列島沖
  • 目的:長崎大学水産学部ビームトロール調査による底生生物採集
  • 担当:北田 ・ 佐藤


このページでお会いするのはお久しぶりです。
今、私は長崎に来ています。初めて来ました。とってもいいところです(花粉はありますが)。

長崎へ来たのは長崎大学の「長崎丸」に乗り、深海生物の調査採集に参加するためです。
車で 20時間かけて江の島から長崎まで来たのです。
きょうは、長崎丸に荷物を積み込むのみです。
乗船、出発はあすからになります。
なので、午後はクラゲ採集をおこないました。
長崎丸のある漁港と山を挟んで北にある漁港へ行きいろいろとクラゲを見て来ました。
漁港には昔、江の島の近くに住んでいた人もいて、「新江ノ島水族館」の名前の入った車を見ると話しかけに来てくれて、それから近くの人が集まってきました。
毎日海を見ている人もクラゲはなかなか見えないようなので、旅先でこんな話で盛り上がれるのも実に良いものです。

後はあすからに備え、長崎ちゃんぽんと佐世保バーガーで「エネルギー」を補充しました!

長崎丸とえのすい車長崎丸とえのすい車

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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