3日連続潜航。本日は、日本海溝海側斜面水深 6500mです。海底の石や泥の観察と採取が始まっています。
きょうは「しんかい6500」を下から見てみました。
「しんかい6500」は何も装備していないと浮く仕組みで、海底へ下降する為には重りが必要です。
矢印を見ると金属の板がたくさん付いています。この重りは海底へたどり着くとある程度落として「しんかい6500」が浮きも沈みもしないバランスを保ちます。
この重りはしばらくすると海底で無くなるものだそうです。
そして、海底で作業を終えると残りの重りを外し、軽くなり浮上が始まります。
私は「この重りはいつ取り付けるのだろう」と不思議に思っていました。これを取り付けている様子が見られなかったからです。
注意してみていたら「しんかい6500」が着水用意をする前に、船の床の扉が開き、地下室から機械で重りが上がってきて取り付けられていました。
[きょうの写真]
上/地下から重りが上がってきました。
中/「しんかい6500」の下です。取り付けられています。
下/矢印の部分に重りが取り付けられています。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK07-15「よこすか/しんかい6500」による三陸沖日本海溝 深海生物調査採集潜航
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。
今回一緒に乗船している北里大学水産学部のホームページも同時にお楽しみください。
[ 北里大学水産学部ホームページはこちらから ]