2007年10月26日

三陸沖日本海溝(16)拾六:ラストダイブ?

  • 期間:2007年10月11日〜 2007年10月28日
  • 場所:三陸沖日本海溝
  • 目的:深海クラゲ 他 深海生物調査採集
  • 担当:北田


潜航最終日。最終潜航者は三宅さんです。そして、母船「よこすか」で「しんかい6500」から送られてくる映像の記録係は私です。
午後から海が荒れそうなので、三宅さんの狙う深度は 1000mくらいのクラゲ類です。
それを母船から見守り、音波よりも早く情報をキャッチし、クラゲの記録をしたいと思いましたが・・・
「本日の潜航は海況不良により中止といたします・・・」
・・・
潜る準備の途中で海が荒れてしまった。そして船が揺れてきた。どうやら嵐がくるみたいです。

ということで現在、横須賀へ向かっております。本航海も嵐で終わりを迎えそうです。
誰かが嵐を呼んでいたのでしょうか・・・。

[きょうの写真]
お疲れさまでした

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK07-15「よこすか/しんかい6500」による三陸沖日本海溝 深海生物調査採集潜航

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

今回一緒に乗船している北里大学水産学部のホームページも同時にお楽しみください。
 [ 北里大学水産学部ホームページはこちらから

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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