2008年04月14日

伊豆・小笠原 明神海丘(6)航海・採集裏日誌 4日目 / 杉田

  • 期間:2008年4月11日〜 4月17日
  • 場所:伊豆・小笠原 明神海丘
  • 目的:深海生物 調査採集
  • 担当:根本 ・ 杉田


4月14日(月)曇りのち雨
折り返し地点。船の生活にもだいぶ慣れてきました。

きょうは機械のトラブルで潜航開始が遅れ、最後にハイパードルフィンが上がってきたのは 19:30過ぎでした。
根本君によれば、日没後のハイパー揚収はめったにないとのこと。
ハイパードルフィンは照明をつけたまま浮上してきます。
暗い海からぼんやりと光が浮き上がってくる姿はなんともいえず、かっこいいです!!

横須賀を出て 4日目。そういえば太陽を見ていません。
360°ぐるりと太平洋に囲まれて壮観!なはずなのですが・・・ 。

[きょうの写真]
上/投光機に照らされた海面。
   左上に見える点がハイパードルフィンの灯り
中/だんだん近づいてきて・・・
下/やっと海面に!!

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-07 「なつしま/ハイパードルフィン」
による伊豆・小笠原 明神海丘 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

今回一緒に乗船している北里大学海洋生命科学部のホームページも同時にお楽しみください。
 [ 北里大学海洋生命科学部ホームページはこちらから

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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