2008年08月12日

鹿児島県野間岬及び鹿児島湾内(5)~コトクラゲを探して~

  • 期間:2008年8月8日〜2008年8月15日
  • 場所:鹿児島県野間岬及び鹿児島湾内
  • 目的:深海生物 調査採集
  • 担当:足立


きょうは潜航なし。朝から、ハイパードルフィンのケーブルの捩れをとるフリーフォールという作業がおこなわれました。
ハイパードルフィンのてっぺんからケーブルをはずし、ケーブルに錘などをつけて沈めます。
そんなわけで、きょうはサンプル処理など、たまっている作業を片付ける日となりました。
一番の大仕事は鯨骨切りです。
長さ約 2m、幅約 20cmのおそらく上顎骨の一部と思われますが、この骨を必要な研究者で切り分けることになっていたので、その作業もきょうおこなうことになりました。
骨切りの助手や、切ったあとの骨からの生物の拾い出しなどは、各研究者が連れてきた学生さんに流れを教えて、作業を任せていました。
地道で根気の要る作業ですが、通りがかりにラボをのぞいてみると、なかなか楽しげに作業を進めてくれていました。
時計はとうに0時を回っています。
昼間も、なんだかんだと雑用を引き受けてくれ、疲れているのではないかと思いますが、カメラを向けると元気よく応えてくれました。
若いっ!

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-17 「なつしま/ハイパードルフィン」による鹿児島県野間岬沖 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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