2008年09月01日

本州南方黒潮海域(4)

  • 期間:2008年8月29日〜2008年9月2日
  • 場所:本州南方黒潮海域
  • 目的:サルパを中心とした調査航海
  • 担当:北田


調査最終日となりました。

きょうは午前に3回ほどネットを曳いて、その後は片付けとなっています。
昨晩から今朝にかけて小型の魚類が少々採集されましたが、多分浅いところの魚だと思います。
コンゴウフグ?ツノダシ?のような形をした5mmほどの魚たちです。
たくさんエサをあげて何になるか楽しみです。

深くまでネットを入れてみると、死んだ状態ではありますが奇妙な深海生物があがってきます。

こちらはアカチョッキクジラウオ。
図鑑の写真では白っぽくなっていますが、死んで直ぐは名前の通り真っ赤でした。
顔が大きめです。

そして、オオベニアミです。
20cm近くあるアミ類最大級といわれるほどの大型アミです。エビフライみたいに衣をつけて「アミフライ」ができてしまします。

[きょうの写真]
写真1/アカチョッキクジラウオ
写真2/オオベニアミ

写真1 (C)JAMSTEC写真1 (C)JAMSTEC

写真2 (C)JAMSTEC写真2 (C)JAMSTEC

東京大学海洋研究所・海洋研究開発機構(JAMSTEC)KT08-21「淡青丸」による本州南方黒潮海域 サルパ関連生物調査

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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