2009年04月10日

伊豆 小笠原弧・北マリアナ諸島沖(4)小笠原&北部マリアナの熱水噴出域調査航海日誌 3 / 根本

  • 期間:2009年4月9日~2009年4月21日
  • 場所:伊豆・小笠原弧 明神海丘と北マリアナ諸島海域 日光海山
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:根本 ・ 北嶋


いよいよ支援母船なつしまに乗り込みました♪
晴れた空、青い海、白い船、どれをとっても気持ちの良い乗船でした。

今回の乗船方法はちょっと変わっています。
八丈島の八重根漁港から通船に乗り、洋上の「なつしま」に乗るという方法で船に乗り込みました。
もう何回も「なつしま」も乗せてもらっていますが、この乗り方は初めてでした。
洋上に浮かぶ真っ白な調査船はカッコよかったです。

JAMSTECの船はどの船も真っ白です。
停泊中には小まめにペンキを塗っている姿が見られますが、あのこまめなペンキ塗りがあの白い輝きを生み出しているのだと思います。
港ではとっても目立ちます。

本日は水槽のセットアップを行いました。
これがわれら水族館にとって最も大事な仕事です。
「なつしま」には 4℃に冷やせる低温室があり、ここに水槽を置いておくと今回の深海の水温である 4℃に冷やすことができます。

さて今回はどんな生き物が姿を見せてくれるのでしょうか!?楽しみです。

さて、日付が変わりそうなのでそろそろ寝ます。
あしたは6時半に起きます。


[きょうの写真]
支援母船なつしま

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT09-05「なつしま/ハイパードルフィン」による伊豆 小笠原弧 明神海丘・北マリアナ諸島海域 日光海山 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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