2009年08月28日

相模川水系(8)ギバチを求めて

  • 期間:2009年7月19日~
  • 場所:相模川水系
  • 目的:レッドデータブックに載る県内の生き物たち
  • 担当:根本

8月12日
今回はギバチにターゲットを絞って出発。
場所は高田橋から北へ少し行ったところの用水路。
過去に採集されたことがあるという場所に近い。
2つあったが一つは深く流れも速く入ったら死んでしまいそうなので、もうひとつの浅い用水路へ行った。
適当なところから入り、ドンドン川上に進んでいくとトンネルが立ちふさがった。
小さなトンネルでもちろん普通は人間が通る場所ではないので低く狭い。
しかし!
神戸にいたころ、ドブの中に秘密基地を持っていた私はこんなトンネルなどには負けない。
体を曲げしゃがみ、お尻が水に付きそうになりながら進んでゆく。
トンネルを抜けると、そこはジャングルのようになっていた。
両側は壁、草木が生い茂り、木漏れ日が射す。
良い雰囲気じゃないか!
魚はいる!ビュンビュン泳いでいる。
網を構えるといきなり魚の方からビュン!と入ってきた。
アブラハヤだ。
しかしその他の魚は小さなハゼ類がチョコチョコ泳ぐだけで結局ギバチは見つからず・・・ 。
さすがは絶滅危惧ⅠA類。簡単には見つからないようだ。
でも、木漏れ日にセミの声が響き、透き通った水には魚の影が見えとても気持ちがいい場所だった。

ギバチを求めてギバチを求めて

テーマ水槽

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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