この航海では、各観測地点で水質を測定し、プランクトンネットを使った浮遊生物の採集と、底引きによる底生生物の採集をおこなっています。
どちらも、停船して、採集装置を垂直に下ろして上げる採り方と、船を一定の速度で走らせながら水平引っ張る採り方の、2通りをおこなっています。
[きょうの写真]
(1) 水質を測る CTDと担当の学生さんたち
(2) ORIプランクトンネット。
船尾に付けて、表層の生物を採集している
(3) 小型のプランクトンネットを手で投げて採集
している研究者
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。