2009年10月29日

豊潮丸~瀬戸内海(9)

  • 期間:2009年10月26日~10月30日
  • 場所:瀬戸内海
  • 目的:クラゲ採集
  • 担当:足立


きょうの観測地点は透明度もよく、観測機器を下ろしている時も、かなり深いところまで、目で追うことができました。
最初の観測地点から、次の地点までの移動中は、高いところに上って、船の近くを流れてゆく、ユウレイクラゲの観察をおこないました(本当は、ユウレイクラゲがいる場所を船が航行しているのですが)。

ユウレイクラゲは夏から秋にかけて現れるクラゲで、今後展示できればいいなあと思っている種類です。
定量的なデータは取りませんでしたが、小さなものは 30cmぐらいから、大きいものではひと抱えもありそうなものまで(あくまでも遠い船の上から見た感じですが)、たくさんみられました。

[きょうの写真]
(1) NOR 垂直曳きのプランクトンネットが上がってきたところ
(2) 上からの見晴らし!

写真(1)写真(1)

写真(2)写真(2)

クラゲファンタジーホール

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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