しんかい6500の調査は、今年、中川翔子さんが出ているテレビ番組で紹介されたので知っている方も今では多いかもしれないですね。
私は残念ながら番組を見ることができなかったので、どんな内容だったのかわかりません。
どなたか録画している方はいないのだろうか・・・ 。
船上でも
「しょこたんどうでしたか??話をしたりしました?」
なんて船員さんに聞いてみると。
「話したよ~、良いにおいがしたなぁ~」
「おー!そうですか!それはすばらしい!ところでTIMのゴルゴさんはどうでした??」
「船酔いしてたけど、カメラが回るとビシ!としてたよ~。さすがだったな~!」
「おお!さすがプロですね!」
なんて話をしたりしていました。
サイン色紙も飾られていましたよ。
テレビなどでもっと取り上げられ、深海調査がみんなの知るところになると良いな~と私は思います。
さてきょうからは水換えのお話。
生き物を飼ううえでは避けては通れない作業です。
もちろんろ過装置は付けていますが、このような短期の飼育ではろ過なんて有って無いようなものです。
ろ過には水中のアンモニアをろ過細菌の硝化作用によって無害な硝酸に変えるという大事な作用があるのですが、このろ過細菌による硝化作用は、ろ過装置をセットしてからある程度時間が必要です。
しかも水温が4℃とろ過細菌が増殖するには厳しいと思われる温度。“えのすい”の化学合成生態系水槽でも水質が安定するまで2か月くらいかかっています。
2週間ちょいの航海では、ろ過細菌の力は期待できません。
強力な外部式ろ過装置もただの「ゴミ取り機」状態です。
つまり水を換えまくるしかないのです。
今回これが大変でした・・・
つづく
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK09-13「よこすか/しんかい6500」によるインド洋深海生物調査航海
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。