2010年05月12日

相模湾初島沖、伊豆・小笠原弧明神海丘(2)なつしま 明神海丘・相模湾/北嶋

  • 期間:2010年5月11日~2010年5月18日
  • 場所:相模湾初島沖、伊豆・小笠原弧明神海丘
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:根本・北嶋


潜航日です。
相模湾内なのに意外と船は揺れています。
朝8:30、潜航が始まりました。
そして、9:00時過ぎ、緊急浮上です。
ハイパードルフィンに不具合がみつかったためです。
すぐに引揚げて部品交換をして、午後には潜れるように。
潜航前、外に出て見ると、怪しい雲行き。
雷が鳴り、なんと雹(ひょう)が降ってきました。
なんだか出だしから予定通りいかない今航海、ちょっとだけ不安になってきてしまいました。
しかし、午後の潜航が始まる頃には天気もすっかり回復し、無事相模湾の海底を調査することができました。
よかった!

目的地は、シロウリガイやシンカイヒバリガイのコロニーです。
“えのすい”の目の前に広がる相模湾の深海には、魚やクラゲも見られました。

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT10-08「なつしま/ハイパードルフィン」による相模湾初島沖、伊豆・小笠原弧明神海丘深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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