2011年02月09日

沖縄トラフ(1)KY11-02 航海日誌1日目 / 北嶋

  • 期間:2011年2月9日~2011年2月13日
  • 場所:沖縄トラフ(伊是名海穴、伊平屋海嶺、南奄西海丘)
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:北田・北嶋


おひさしぶりです。約1年ぶりのJAMSTEC航海です。
深海リーダー北田さんも一緒です。

本日、沖縄・那覇より支援母船「かいよう」に乗り込み、一路沖縄トラフへ向かっています。
今回活躍するのは、無人探査艇「ハイパードルフィン」です。
私は、前回も前々回もこの「ハイパードルフィン」にお世話になっています。
しかし、「かいよう」は今回初めましてなのです。

あれ??

JAMSTEC通の方はもうお気づきかもしれません。
そうです。
ハイパードルフィンは支援母船を乗り換えたのです。
昨年までは「なつしま」という船に乗っていました。

「なつしま」と私は同い年。すごく愛着があったので残念な気持ちもありましたが、「かいよう」も素敵な船です。
「かいよう」は「なつしま」に比べてとても大きい船です。先ほど少し探検してみましたが、船の中は迷路の様で、迷子になりそうです。
下船までにかいようをたくさん知って帰りたいと思います。

先ほど、目的地が荒れそうな予報を耳にしてしまいましたが、予報は予報ですので、まだどうなるかわかりません。
みなさん、海況が良くなることをぜひお祈りください!

(あすの予告)白いわき毛のアイツに遭遇?!

支援母船かいよう (C)JAMSTEC支援母船かいよう (C)JAMSTEC



海洋研究開発機構(JAMSTEC)KY11-02「かいよう/ハイパードルフィン」による沖縄トラフ深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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