2011年02月12日

沖縄トラフ(4)2011年2月12日 / 北田

  • 期間:2011年2月9日~2011年2月13日
  • 場所:沖縄トラフ(伊是名海穴、伊平屋海嶺、南奄西海丘)
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:北田・北嶋


2月12日は私の誕生日、船で30歳を迎えることとなりました。
ついに30代、きょうの沖縄の海は、風が強く大荒れ、潜航は中止です。まるで、私のこれからを暗示しているかのようです。

あすには那覇で下船となりますので、本航海はこれにて終了となります。
現在も船は風を避けられるよう場所を変えています。
きょうは水槽の水換えや各生物の数のチェック、あすの発送の準備をしました。
午後には北里大学の先生により、洞窟に生きるムカシウナギやベニザケの遡上のお話を聞くことができました。
本航海では魚についていろいろ学ぶことができ、駿河湾の深海トロールで採集される魚についてもご教授いただきました。
先生、ぜひ今度は一緒に駿河湾のトロール船に乗りましょう!揺れますが魚たくさん見られます!

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)KY11-02「かいよう/ハイパードルフィン」による沖縄トラフ深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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