みなさん、こんにちは。
久しぶりの航海です。航海日誌も久しぶり。
今回は初めての一人(“えのすい”から)乗船、初「かいれい」、初「かいこう7000Ⅱ」で不安と期待が入り混じってます。
しっかり船上で目的が果たせますようにがんばります!
きょうの乗船地は、横浜みなとみらいでした。
横浜は港町だってよく知ってはいるけれど、どちらかというと買い物やデートスポットなイメージが強かったので、赤レンガ倉庫のすぐ裏で、赤い帽子がよく目立つ「かいれい」を見つけたとき「おぉっ!」っと感動してしまいました。
カップルの間をすり抜けながら、30mのホースとかロープとかが詰まった大きな荷物を持って船に到着。すごい荷物だったので、道中変な人だと思われたかもしれないです。
乗船後は、船内生活のレクチャーや「かいこう7000Ⅱ」についての説明がありました。
「かいこう」は、探査をする部分(ビークル)だけでなく、その上にランチャーという親機みたいなものがついています。
これまでお世話になったことのある「ハイパードルフィン」の倍、7000mまで深く潜ると、母船とつながっているケーブルが流されてしまったりしてどこかへ引っかかってしまう恐れが高くなります。中継役のランチャーがいることによって、それを防ぐ役割があります。
ランチャーにはスラスターが付いていないので、ビークルが長い距離を移動するときは、母船も一緒に移動するのだそうです。
3機の息の合った連携が重要なんですね。すごいな。
その後、ブリッジに船内の人全員が集まり、無事の航海を祈って、金毘羅参拝をしました。
これも初めて体験しました。そのおかげか、驚くほど海は穏やかです。
予定は25日まで。あしたからは忙しくなりそうです。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)KR12-05JAMSTEC「かいれい/かいこう7000Ⅱ」による相模湾初島調査航海
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。