みなさん こんにちは!
7月7日に江ノ島・フィッシャーマンズ・プロジェクト(以下EFP)の藻場モニタリングとU字ボルトの増設に行ってまいりました。
江ノ島・フィッシャーマンズ・プロジェクトとは・・・
2009年に江ノ島の釣り船「でいとう丸」の船釣り教室から始まった活動で、現在では、地元のダイビングショップやカヌークラブ、三陸のボランティアダイバー、大学などが協力し、食育としての「養殖ワカメ体験」や環境保全としての「藻場の保全活動」「クリーンフェスティバル」などに活発に取り組んでいます。
“えのすい”で潜水班が発足して潜水海中調査を実施するにあたり、事前に漁協にご挨拶に伺ったところ、EFPを紹介していただき、“えのすい”もこの活動に参加させていただくことになりました。
前回の潜水調査日誌でも書きましたが、私は海ではほとんど潜ったことがなく、潜水スキルについては初心者です。
相模湾大水槽には入社してから毎日のように潜っていますが・・・。
「海での作業どんな感じなんだろう~」と少し不安でした。
当日、前日まで海が荒れ、波もありましたが晴天に恵まれました(雨女の汚名返上ですね!)。
まず、EFPのみなさまにご挨拶してから作業のミーティングをおこない、いよいよ船へ・・ !
自分の潜水機材とともに船に乗り込みます・・ が、
あれ?
お、思ったより波があります・・ !
波とうねりでジェットコースターの下るときのフワッと感(伝わりますか・・ !)が何度も押し寄せ、ジェットコースターが大の苦手の私は生きた心地がしませんでした・・ 。
作業の海域に着いて、船が止まると先程よりもさらにうねりを感じます。
なんだか気持ち悪くもなってきました。
周りはベテランダイバーばかり!
みなさんテキパキと潜水準備をする中、気持ち悪くて準備に手間取ってしまいました。
でもみなさんに手助けしていただき、いざ海へ!
海に入ってしまえばもう気持ち悪くありません。
私はベテランの三陸ボランティアダイバーズ(以下三ボラ)の方々のチームに入れていただきました。
別チームは海底清掃もおこない、海底のゴミを引き揚げています。
まずは藻場のモニタリングに使用しているU字ボルトの増設です。
元からあるU字ボルトポイントの間に増設していきます。
メジャーを目安に水中ボンドで、U字ボルトをくっつけていきます。
大体の位置や水深をメモしていきます。
・・ とサラッと書きましたが、実際は三ボラの方々を見失わないようにするので精一杯!
この日は濁りがあり、数m離れただけで見失ってしまいます。
ほとんど金魚のフン状態です・・ !
こ、これはいかん!
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。