みなさんこんにちは! 渡部です。
マレーシアでの調査も折り返しを迎えました。
毎日船に乗りサンプリング、ソーティング、ティーブレイクと、イベントがたくさんなので本当にあっという間に1日が過ぎていきます。
さて、きょうはこれまで過ごしてきたペナン島を離れ、車で2時間ほどかけてマレーシア本土の川へと向かいました。
途中サービスエリアに立ち寄り、昼食をとりました。初めて見るフルーツが並んでいます。
ひと休憩を終え、サービスエリアから1時間ほど車で移動します。
あすサンプリングをおこなうペラ川が見えました。とても広いです。
どんなクラゲが生息しているのでしょうか。
わくわくしているうちに、港に到着しました!
これからベルナム川へと向かいます。
絵に描いたような東南アジアの漁村の風景が広がっています。
さっそく調査道具を船に積んで出発です!
レッツゴー! きょうはいいお天気です。
しばらく船が進むと先ほどのペラ川が見えてきました。奥にはマングローブ林が見えます。
ベルナム川はもう少し南にありますので、どんどん進んでいきます。
ふと後ろを振り返ると、アジサシやカモメの仲間が集まっていました!
船が通った後は魚を狙うチャンスのようです。時折海の中にすっと入って魚を捕まえています。
サンプリング地点に到着しました。
表面の塩分を測ってみると、18‰ほどでした。海の塩分は約 35‰ですので、ここは海水と淡水が混ざり合った汽水域になります。
塩分測定などを終えたら、よじよじタイムのスタートです。
足立トリーター、夢中でよじよじしています!
いくつかの地点でサンプリングしましたが、目視できるクラゲは見つかりませんでした。
こういうときは、バケツの中に小さなクラゲが入っていること願います。ソーティングが楽しみです。
すると突然、「OTTER!!」という声が聞こえてきました。カワウソです!2匹並んで泳いでいます。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。