2017年02月14日
トリーター:小形

ペンギンたちの恋事情

ハクとセサミハクとセサミ

みなさんこんにちは!
きょうはバレンタインデーにちなんで、“えのすい”のペンギンたちの恋愛事情をチョコっとご紹介します。

通常、野生のペンギンたちはオスとメスでペアを組み、番(つがい)となりますが、今現在、当館ではメスの方が多いため、メス同士でペアとなり仲良くしているペンギンたちもいます。その中でも私が見ていて特に絆が深いと感じるのは、「ハク♀」と「セサミ♀」のメス同士のペアです。
いつも一緒に居るのはもちろんのこと、お互いの体を羽づくろいする「相互羽づくろい」がいちばん多く見られるのもこの 2羽です。閉館間際、一泳ぎしてからお互いの体を羽づくろいし、就寝準備に入るのがこの 2羽のお決まりのルールです。

その一方で、1羽のオスをめぐって時々紛争が起きる、三角関係のような構図になっているペンギンたちもいます。「ムーン♂」、「フク♀」、「コハク♀」の 3羽です。
元々は、「ムーン♂」と「フク♀」で仲が良く、一緒に過ごしていることが多かったのですが、「コハク♀」と仲が良かった「ノゾミ♂」という個体が、繁殖を目的として豊橋動植物公園へ移動したことをきっかけに、「コハク♀」は徐々に「ムーン♂」に近付くようになりました。それが気に入らない「フク♀」は、何でもない時でも、近くに「コハク」が居るだけで「あっち行け!」といわんばかりに突いて「コハク」を追い払います。
一方、「ムーン♂」はというと、「フク」にも「コハク」にもいい顔をしているため、「フク」と居る時は「フク」の味方につき、「コハク」と居る時は「コハク」の味方につくといったことをしています。
しかし、最近はどちらかというと「コハク」の方が優勢なようで、「コハク」と居る時間の方が長いように思います。夜も「コハク」と寄り添って寝ていることが多くなってきました。

さて、この恋の三角関係はこれからどうなっていくのでしょう・・・?
乞うご期待です!

ペンギン・アザラシ

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