2018年12月16日
トリーター:城戸

「ユメ」の挑戦

こんにちは。きょうはフンボルトペンギンの「ユメ」についてお話します。

「ユメ」は「ホワイト」という雄と番になろうとしている最中です。
交尾行動も見られようになり、繁殖に期待を寄せていました。

昨年は、産卵の傾向である「体重の増加」はみられましたが、産卵はしませんでした。
しかし、今年は産卵しました!!!

現在は、12月 14日に産卵した卵を「ユメ」が巣の中で温めています。
「ユメ」は今まで卵を温めた経験がなく、ちゃんと温められるか不安な部分がありましたが、今のところは大丈夫そうです。
しかし、「ユメ」が回りを警戒していて、少し近くで動くだけでも巣から真剣な表情で外のようすを伺っています。
ここまで「ユメ」が警戒態勢になっているのは見たことがなかったので、それだけ初めての抱卵は大変なのだなと実感しました。
因みにベテランになってくると、警戒はもちろんしていますが、少しのことでは動じず、私たちが巣の中を覗いても、湯たんぽ代わりのように卵を抱きながら寝ているペンギンもいます。

そして、この「ユメ」の挑戦には、相方の「ホワイト」の協力も必要です。
フンボルトペンギンは雄と雌が交代で約 40日、卵を温め、その後の子育ても協力して行っていきます。

しかし、今のところ「ホワイト」と「ユメ」が温める係を交代する素振りはありません。
もう少しようすをみて、「ホワイト」が卵を温められるよう手助けをしていくつもりです。

嬉しい報告ができるよう、ペンギンと一緒に頑張っていくので、ぜひ暖かく見守ってください☆

ペンギン・アザラシ

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